破壊工学

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破壊工学?何じゃそりゃ?授業聞いてても、式の羅列で何やってるんだかさっぱりわからん!この式はいったい何!?どっからでてきたの??って言う人にはぴったりの本だと思います。「絵とき 破壊工学 基礎のきそ:谷村康行著」絵、写真、図が豊富で、どういう目的で破壊工学が作られ進化してきたのか、実例を用いて説明されている入門書。詳しいことは載っていませんが、破壊工学の全体像をつかむにはぴったりではないでしょうか。大学の講義もこういうところから入ってくれればいいのに・・・。

 

UCSBに来てから、破壊靭性評価をやり始めました。修士の頃、講義を受けたことはあるものの、式の導出のようなことばかりで、何やってるんだかさっぱりでした。今まで自分の実験でお世話になることもありませんでしたし。で、今回初めて破壊靭性を扱うことになり、色々書籍をあたってみました。で、見つけたのが上述の本。一発で破壊工学の全体像がつかめました。

 

51vrcHmv50L._SL100_で、全体像をつかめたところで、「破壊力学:小林英男著」で細かいところを攻めていきます。この本は破壊工学のバイブル的な本みたいですね。破壊工学について検索してるとほとんどのサイトで参照されています。途中難解な部分を含んでいるものの、ペンとノート片手に読み進めていけば、かなり理解の深まる構成になっています。この2冊でかなり破壊力学についての知識が充実しました。大学の講義くらいならこの2冊で十分対応できるんではないでしょうか?

 

 

ただ、残念ながら、今回私の研究で用いるJ積分については記載されていませんでした。そこまでは到達できず・・・。残念。そこはネットで調べてみると、いい記事がありました。久保四郎先生の「材料」への総説「弾塑性破壊力学とJ積分 : 破壊力学入門」と「J積分および修正J積分の評価とその方法」。頭の悪い私には難解でしたが、よくまとまっています。

Comment

  • SUBAL says:

    「絵とき 破壊工学 基礎のきそ」と著者です。書評有難うございました。この本を書くときにこう読んで欲しいと思った通りに読んでいただいて、著者冥利です。私も小林英男先生の本を何度も読みましたが、この本につながる露払いの役割をする本が必要だと思ったのです。J積分はもう少し書こうかなとも思ったのですが、疲労破壊により紙面をさく選択をしました。

  • K.Y. says:

    おおーっと。著者の先生が書き込みしてくれるなんて!!想像もしてませんでした!!ありがとうございます。そして、いい本を出版してくれてありがとうございます。破壊工学の理解に非常に役立ちました。大学の頃は数式ばっかりで何やってるんだかさっぱりだったんですよねぇ。
    先生のHPも拝見させていただきました。面白いトピックばかりでさすがあの本の著者!って感じで拝見させていただきました。職業柄、ミニ実験など特に楽しくて。これからも拝見させていただきます。

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